名前のとおりサンドボードとは砂(Sand)の上を滑走する、オーストラリアで生まれたスポーツです。ボードの形状は、スノーボードと非常に似ており、砂丘(砂山)の上を板で滑り降りそのスピード感やスラロームを楽しみます。スノーボード同様、ジャンプ台を作りフリースタイルも楽しめます。
日本ではまだあまり知られていませんが、世界ではサーフィン、スケートボード、スノーボード等のいわゆる横乗りスポーツと並ぶ一つとして親しまれています。特に、フランス、ドイツ、アメリカ、南米各国、オーストラリアではとても人気があり今話題のスポーツとして注目を集め、スラローム及びBig-Airの世界大会も行われています。
サンドボードは砂の斜面とボードさえあれば気軽に遊べるスポーツで、ウエアーやブーツ等は不要です(基本的には裸足でOK)。 年齢、性別、プロ・アマチュア問わず 、初心者からスノーボード上級者まで、それぞれに合った遊び方で楽しむことが可能です。また転んでも砂の上ということもあり、よほどに危険なことをしない限りは比較的安全なスポーツです。
サンドボードは夏の間充電中のスノーボーダーにうってつけのスポーツです。サンドボードシーンを見てみると、スノーボードとよく似ていることに気が付くと思います。すべり心地も限りなくスノーボードに近く、板が軽いため特にフリースタイルワンメイクジャンプを好むボーダーには最適です。ライディングスタイルは、スキー場で行うスノーボードというよりも、バックカントリーでパウダースノウを滑走している状態に近く、スラロームとフリースタイルのどちらも楽しむことができます。スノーボ−ド人口の多い日本では、雪を待ちきれないボーダーの夏の遊び又はオフトレーニングとして今後着実に広まっていくでしょう。
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